「スズメバチの黄色」を読んだ

 

 

 

はじめに

読書備忘録シリーズ第2弾です。
第1弾は前回のこれ↓

yasu691.hatenablog.jp

 

特にシリーズとは銘打ってないけど、既読本の中身をマジで覚えていないことに2021年の年始あたりに気が付いたので、「読んだ本の概要と感想は残る形で書いておこう」という趣旨でやっていく予定です。

 

余談ですが、前回の投稿から200日近く間が空いてしまっている理由は、FF14という一生時間が潰せるゲームに出会ってしまったせいです。とりあえずメインストーリーを終わらせてRW1本完成させて、あとは高難易度コンテンツに挑戦していくか、もしくはエウレカに手を出すかみたいな状況になったらFF14欲がそこそこ落ち着いたので、「じゃあ本でも読もうかな」と一旦帰ってこられました。また多分そのうちエオルゼアに旅立つと思います。

 

 

スズメバチの黄色

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スズメバチの黄色

スズメバチの黄色」はニンジャスレイヤーのスピンオフ的な立ち位置の作品で、ニンジャスレイヤー世界のヤクザ物語といったところ。ニンジャスレイヤー成分がほぼ無いので、シリーズ初見でも読みやすいお手軽サイバーパンクSF的な作品。

 

Amazonのリンクもおまけで置いておきます↓

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僕はニンジャスレイヤー歴としては、原作1巻・フロムアニメイシヨン・Twitterの漫画の一部、という感じ*1になるのだが、そんな感じでも問題なく読みやすかった。軽率に人に勧めても問題ないレベルだと思う。実際オススメ。

 

物語のあらすじをざっと書こうと思って公式のアレコレを探したら、ニンジャスレイヤーTwitterに紹介文があったので引用しておきます。

 

この紹介文初めて見たんだけど、主人公チバなんだね。てっきり火蛇が主人公だと思ってた。

 

あらすじとしては、ネオサイタマ龍256地区の老舗ヤクザ「老頭」の下っ端ヤクザである「火蛇」が、金の取り立て時のトラブルをきっかけに「チバ」と出会い、そこから抗争に巻き込まれていく…みたいな感じ。上の表紙画像で言うと、右下の赤髪の人が「火蛇」、後部座席に乗ってるのが「チバ」、助手席に乗ってるのが火蛇の幼馴染でハッカーの「大熊猫」が主な登場人物として出てくる。にじさんじのオタクなので大熊猫が笹木咲に見えてしまう。

 

 

 

※ここから先は軽いネタバレが含まれます

(作品の性質上、ネタバレしたところで本質的な面白さには影響しないと思いますが念のため)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んだ感想

率直な感想としては「とても 気持ちの良い物語だった」という言葉以上の表現が見当たらない出来の良い作品だと思った。そんなに難しい内容も登場せず、テンポよく物語が結末に向かっていくようなそんな感じ。

 

この物語のテンポの良さをおおよそ一人で担っているのが主人公のチバで、実はこのチバという少年は、ソウカイヤの首領「ラオモト・カン」の嫡子であり、若干15~16歳にして数々の修羅場をくぐり抜けてきた歴戦のヤクザにしてソウカイヤの後継者「ラオモト・チバ」なのである。

 

ラオモト・チバはその経験から、老頭の組織構成、勢力図、ただの跳ねっ返り三下ヤクザだった火蛇の素質などなどを瞬時に見抜き、計略を巡らせ、火蛇側の陣営を速やかに勝利に導く。ほぼデウスエクスマキナ。流石ラオモト・カンの血が流れているだけのことはある。最後には大体の問題が解決して終わるので非常にスッキリする。勧善懲悪ハピエン厨である僕もこれにはニッコリ*2

 

なので、感想として細かく書けることはあんまりなくて、無理やり説明すると僕の文章力じゃ無粋になりそうなので、言えそうなことはこれぐらいで、あとはただただ「めっちゃ面白いよ!!!」と言いながら胡乱なことを叫ぶ以外のことはできそうにない。

 

最後に、一番好きなシーンはタイトル回収をするところです*3

 

 

まとめ

めっちゃ面白いよ!!!

 

 

おわり。

*1:これはニンジャスレイヤーそれなりに知ってる判定になる気がする

*2:主人公がヤクザの話で勧善懲悪という言葉は成立するのかは知らない

*3:オタクはみんなタイトル回収が好き