この記事は ホシハウス Advent Calendar 2020 - Adventar 23日目の記事です。
昨日はろめろが環境音楽について書いてくれました。ゲームのBGM的な話かなと思ったら全然違う世界の話でビビり散らかしました。垂れ流しできそうなので、仕事中にでもかけてみたいと思います。
さて、僕の大好きな漫画に「グラップラー刃牙」という漫画があります。一言で言えば、「地上最強を目指す格闘技漫画」です。男(おのこ)なら一度は夢見る最強の称号を目指す漫画だけあって、幾多もの心惹かれる闘いが展開されていきます。登場人物全員自分の強さに自信がありまくるので、ひっでぇ舐めプやらイきり散らしやらもありますが…。まぁ未熟ゆえの生意気さだったり、闘いたくて闘いたくて居ても立っても居られずに闘争の種を撒いて行ったりがあるのも良いところです。
話はちょっと逸れますが、グラップラー刃牙という漫画、一般的な女性には理解できないらしいですね。「なぜ最強を目指すのか」みたいなところで???となって終わったりするそうな。(刃牙が好きな女性も刃牙が理解できない男性もいるとは思いますが)。なんで刃牙好きの女性はめちゃくちゃモテるんじゃないかなと思います。知らんけど。
グラップラー刃牙のに出てくる理(ことわり)
そんな男子に人気の刃牙シリーズですが、強さが極まり過ぎて理屈がなんにも分からない謎理論が多数登場します。
とまぁ、こんな感じで訳の分からない現実的でない描写がたくさん出てきます。漫画だから当たり前っちゃ当たり前だけど。それでも、この漫画は現実の武術や実在する登場人物がモチーフになっているものがたくさんあり、地に足ついた理論や知識の話が出てくるのがこの漫画の良いところです。
そこで今回は、刃牙シリーズの中で本当に生活の知恵として使える知識を紹介していきたいと思います。みんなもぜひ実践してみてね。
三戦(さんちん)
まずは有名どころから。皆さんご存じ三戦(サンチン)の構え。初出は、グラップラー刃牙の最強トーナメント編で、VSリチャード・フィリス戦の愚地独歩が使用した場面です。この場面ではリチャード・フィリスの強力な打撃に耐えるため、愚地独歩は「呼ッ」っという掛け声と共に三戦の構えを取り、見事耐えきります。
みなさんの言いたいことはなんとなく分かります。グラップラー刃牙に脳みそを侵された僕でも、流石にこんな場面は日常生活には無いことぐらい百も承知です。三戦の活用場面はもっと他のところにあります。
それは足場が不安定な場所にいるときです。電車の中なんかが良く当てはまりますかね。三戦は元々船の上で闘うために編み出された構えです。当然電車の中でも使えます。
実際に三戦の構えをしてみると分かりますが、バランスがかなり取りやすくなり安定します。横揺れにはめっぽう強いです。刃牙の中でも稼働するジェットコースター上での闘いがあるのですが、愚地独歩が代表と務める神心会空手の門下生である末堂厚は、この三戦の構えを使い、ジェットコースター上の闘いを制します。そのあと負けちゃうけど。
ぜひ三戦を実践してみてね。
握手(合気道)
続いてはこちら。タイトルを見てなんやねんと思う方がいると思いますが、該当するシーンがこれ。
合気道の達人である渋川剛気(155cm、47kg)が、刃牙の登場人物の中でダントツの筋肉量を誇るビスケットオリバ(180cm、150kg以上)を握手でなぎ倒すシーンです。僕がこれを読んだ当時は「はいはいフィクションフィクション」って感じで流してた(楽しんでた)んですが、これがどうやら実際に出来るらしいのです。
こちらの動画をどうぞ。
いやね、マジで合気道舐めてたね。
合気道は何となく実戦には使えるか怪しいラインの武道だと思ってたんですが、本当にできるとなってめちゃくちゃビックリしました。先手が取れること前提っぽいですが。
ってな訳で、何かしら握手をするタイミングでみんなをびっくりさせてみたい!!って人は練習してやってみるのもいいかもしれません。僕は一切の責任を取りませんが。
コツカケ
また愚地独歩の話ですが、愚地独歩には金的(睾丸への攻撃)は効きません。
世の中にはコツカケという技術があるらしいです。何をするのかというと、腹筋を駆使して金玉を体の内部にしまっちゃう技術らしいです。
「またまた御冗談を…」と思いますよね?これも、実はどうやら実際に可能みたいです。
つい最近、Twitterを見てたら偶然金玉を体内にしまい込むコツカケに近いような技術の話を見つけて、世界の広さを思い知りました。タックと呼ばれているみたいです。
タックについて解説しているページはこちら(FC2アダルトのリンクなので閲覧注意)。
これは男性が女装をする際に女性らしい下半身のラインを獲得するため、金玉をなんとか体内にしまうための手法で、しまえる箇所は「丹田の皮下脂肪と内臓の間」と「蟻の戸渡り付近」の2か所あるみたいです。
僕もチャレンジしてみたところ、前者は割と簡単にしまえました。「こんなところにこんな収納スペースが?!」とビックリするほどすんなり入りました。後者については、どうあがいてもしまえませんでした。どこにスペースがあるのかすら分からない。自分のやっていることへの虚無感で諦めてしまいました。
ただ、コツカケに近いのは後者の収納位置だと思われます。実際に実践している人がいるので収納スペース自体は存在していそうです。あとは腹筋で持ち上げるだけですね!
と言う訳で、金的への対策が欲しい方はぜひコツカケの練習をしてみてください。理論上は可能っぽい可能性が3%ぐらいあると思います。Dreams come true, 夢はきっと叶います!
飯
これが一番言いたかった。グラップラー刃牙の食事はガチです。色々バカにされていることが多いですが、食事が一番大事。意外かもしれませんが、グラップラー刃牙はしっかり食べて強くなる漫画なのです!
多分一番有名な「オイオイオイ、死ぬわアイツ」のシーンも結構理にかなっています。
この場面の刃牙は試合に向けて消化されやすい糖質を死ぬほど摂取しています。まぁ要するにエネルギー補給です。人間、動くためのエネルギーが無いと当然体は動きません。実体験としても食事をサボってジムに行くと訳分からないレベルでMAX重量が落ちたりします。なのでこのシーンは、スポーツの合間にゼリー飲料で栄養補給するのとあまり変わりありません。試合直前に摂取する量としてはおかしいですが、刃牙の消化能力の賜物だと考えれば筋は通ります。
バカにされがちな14リットルの砂糖水も同じ理論です。とりあえず、すぐに吸収できる糖質(エネルギー)を摂取するのは何もおかしいことではありません。量だけはおかしい。
そして僕の一番好きなシーンがコレ。
刃牙がカロリーと栄養バランスと重量を考えながら遠征に持っていく食事を準備するシーンです。このシーンでも大量の炭水化物を中心にたんぱく質を組み合わせながら、献立を組んでいきます。味は二の次感がビンビンに伝わってきます。とにかくストイック。見習っていきたい。
そしてこのシーンで最も注目してもらいたいポイントはここです。
そう、刃牙がしっかりと強力わかもとを用意しているところです。強力わかもとというのは、一言で言えば消化剤と呼ばれるタイプの胃腸薬です。食べたものの消化・分解を助けてくれる効果があります。
この強力わかもと、増量期のトレーニーなんかが良く飲んだりしていて、ストイック過ぎて餓死した伝説のボディビルダーであるマッスル北村氏も愛用していました。何故なのかという話ですが、デカい身体を作るためには大量の食事が必要です。しかし、人間の消化能力には個人差があり、たくさん食べても消化吸収しきれない人もいます。そんなときに役に立つのが、この強力わかもとです。僕も家に置いてあります。
実は、男子なら一度は検索している人が多いであろうエビオス錠も強力わかもとと同じような消化剤タイプの胃腸薬です。エビオス錠も消化吸収を助けてくれる効果があります。今度から堂々と買いましょう。
そんなこんなで、刃牙は強くなるためには食べることが大切だということを教えてくれています。いっぱい食べていっぱい消化して丈夫な身体を作っていきましょう!
まとめ
以上、おわり。
明日は、けーるが分数の話をしてくれるみたいです。算数の授業かな…?